三十代の潜水生活

適当に書きます

2021.4.5〜9

通勤も慣れてくる。朝はゆっくり座れるので読書ができる環境が作れたのが嬉しい。職場ではこいつは変な人間なのではないかという感じを周囲に対し徐々に与えつつあるのを感じる。

金曜は帰りに北浦和ディスクユニオンへ行き、The Chewinggum Weekend "グロリア"、Pastels "Last Great Wilderness"、BURGER NUDS "kageokuri"、Rapeman "Two Nuns and a Pack Mule"を買う。退勤後に出歩く気力がすっかり失われてしまった。帰りの電車の混み具合に辟易する。

今井麻夏さんのキャスを聴く。喋りのトーンとテンションの上がり具合が心地よくずっと聴いてしまった。

春日武彦 "精神科医は腹の底で何を考えているか"を読む。精神科医を一生の仕事としてやっていくにあたっての冷静なスタンスや心持ちが興味深い。

pha "ひきこもらない"を読む。雑談が苦手、移動時間が好き、知らない土地へ行って何もせず帰りたい等といった内容に共感するが、シェアハウスを立ち上げたり仲間と別荘を買ったりといった行動力は自分にはないので、自分とタイプの近い(と思う)人間にもその辺のグラデーションはあるんだなと思った。街を家代わりに使う発想みたいなともすれば退廃的な雰囲気が漂いそうな事柄を上手く描くのは難しいだろうなと思った。

永田希 "積読こそが完全な読書術である"を読む。積読という概念を多くの書籍を引用しながら拡張していく様や本は読まれずに保管される事が本来的なものだという主張が面白かった。買った本を積みながら本の選択や興味の矛先をブラッシュアップしていく事で自分の周りに固有のビオトープを形成し処理しきれない大量の情報に抵抗していくというイメージがかなり印象深く、流行りの大量のコンテンツに接する気力を持てずコンプレックスを感じる自分自身に活かせるかもしれないと思った。