三十代の潜水生活

適当に書きます

2021.12.20

・しばらく昔の銀杏BOYZみたいな心境が続いており厳しい。

・最近やっているゲーム

Celeste

オモシレ〜…死にゲーという言葉通りという感じで何回も死にながら操作の感覚を身につけストレスになりきらないギリギリのタイミングでクリアする達成感が良い。グラフィックも色使いが美しいしストーリーも思いの外今風で意外性があった。横スクロールのアクションやドット絵は何となく苦手意識ありましたが払拭された感があります

 

Night in the Woods

大学を中退して地元に帰ってきた主人公とそれを取り巻く人々の物語。パズル要素のあるアドベンチャーゲームみたいな感じでネコの主人公をはじめ登場人物は全員動物化されていますが内容はビターかつリアリティがあり懐かしかったりやるせなかったりで良いです、まだ全然途中ですが…

 

Donut County

落下させるたび徐々に大きくなる穴を動かしてあらゆるものを落としていくパズルゲーム。邦訳のせいかストーリーはよく分からず爽快感もあるのかどうか微妙ですがデザインと音楽が良かった

 

My friend pedro

パッケージからは予想できなかったが中身はアグレッシブなガンアクションでスローモーションや同時撃ち等を駆使して敵を撃ち殺すのは操作下手でもそれなりの爽快感が得られて楽しい

2021.12.14

・虚無と孤独感が極めて厳しい。

・実家の犬が死んだ。今の時点であまり文章にして気持ちを総括するべきではない気がするので何も書きません。

ナボコフをよく読んでいる。

ロリータ

一人歩きするロリコンという言葉の先入観が強すぎますが、言葉遊びと修飾で埋め尽くした物語にロードムービーやサスペンス要素やギャグとしか思えない種々の表現を加えたアマルガムみたいな作品で面白かった。冒頭の原文の押韻が本当に美しいですが買い込んだグラフィックノベルを放置している身にとって英語版はハードルが高すぎる

淡い焔

オモシレ〜…メタっぽい構造が好きなので"亡くなった詩人の遺作に友人の文学者が付けた注釈"という形式を楽しみに読み進めていましたが、途中から狂った謎冒険譚が並走していく構成にあっけにとられながら結末へ集約していくスピード感が最高だった。いつもの言葉遊びもありつつ時折文学への真摯な感情を込めた箇所もあり良かった。"青白い炎"買ったので再読します…

賜物

読みづらかった…技巧は凝らしているが一番小説らしさがあった気がする。晴れやかなラストが印象的で、一番小説らしいみたいな感想をどこかで見たけどそう言われると確かにという気もする

プニン

オモシレ〜…何も上手くいかず馬鹿にされがちな教授が主人公で哀切さが沁みる。こういう主題の作品にも他作品みたいなギミックをしっかり仕掛けてくる所に半ば義務感めいたものを感じた。終盤のパーティーの描写とラストの落差も悲しいけど良かった

ベンドシニスター

オモシレ〜…"1984年"みたいなディストピア小説という体でありつつ、いつもの言葉遊びや執拗な情景描写を挟みながら主人公の過去の記憶〜亡くした妻への思いまで縦横無尽に行き来する美しさにやられた

・当たり前だけど下書きのまま放置してるとリアルタイム性が完全に無くなるしこの時期にまとめて記事を書くと年間ベスト系と何が違うんだろうみたいな感じになるのでアレですね…

2021.11.11

・モチベーションの低下によりブログを書けなくなっていた。ネットに記録を残す事の意義が以前より薄く思えてきてるのが原因だと思う

XboxのゲームパスとPS Nowで取り留めなくゲームにいっちょ噛みをし続けており、こういうスタンスはどうなんだろうと思いつつも1つのゲームをクリアするのに時間がかかる事が分かってきたのでその時々でやりたいものを進めていく形にしていきたい。

オモシレ〜…自由度が高くマップも広大なうえプレイするたびに2B激萌え状態になり楽しい。物語は悲しい結末に向かいそうで気が滅入りますが…洋ゲーと並行してやってると日本っぽい"萌え"の感覚が強く意識される気がする

RPGは性格に合わないと思い込んでおり手をつける気もなかったけれどたまたまやり始めたこれは妙なユーモアやRPGの定石を緩やかに裏切り続けるストーリーが心地良くて何となく続けてしまう

GOING UNDERのAggro Crabがパブリッシャー(何?)との事で購入。ビジュアルや画作りの注力が半端なくてとにかく1つ1つの画面が映えるが操作性やパズル要素が薄く音響やエフェクトを駆使したホラー演出にビビらされ続ける

オリエンタリズム+80年代+レトロ近未来感の妙な融合が好みだけどその割に回想の日本の田舎描写は精密で謎。アクションは程よい難しさだけどグラフィックのために次ステージへの進み方や進行方向がたまに分からなくなる

落ちてるものを武器にしまくって敵を倒していく爽快アクションゲーとの事ですが武器ごとに使用限度があるうえ敵の配置に応じ使い分けていく必要があるのでどちらかというとパズルゲーをやっているような感覚に陥り厳しい(でもダラダラやってしまう)

・他人と接する(機会を設けてもらえる)事に対するありがたさと疲労のぶつかり合いに疲弊したり自己嫌悪を感じる事が未だに多い。

2021.9.30

・急にブログのモチベーションが低下して放置していた。スイッチが入らないと書けない。

・最近は誰かと話したり連絡を取り合う事が多く、気にかけてくれる人がいる事に感謝すると同時に自分から連絡しない申し訳なさやコミュニケーションに疲弊し始めている事の身勝手さにストレスを感じている。他人と接する事を習慣として日常に組み込まないといけない…

・PS5を買った。とりあえずPS NowとPS plusでフリープレイ可のソフトを遊んだ。バイオハザード7は面白いが未だにゲーム酔いする。GRAVITY DAZEは世界観やキャラがかなり良い。デトロイトビカムヒューマンやリトルナイトメアもやりたいな〜とも思うが、ニーアオートマタも未クリアな上に現状は惰性でGOING UNDERをやりがちであり全部いっちょ噛みの状態で終わりそうな気もする。

・この歳になってジャンプ漫画のような超メジャーコンテンツへの接し方が分からなくなってきた。クラスでほぼ孤立していたためメジャーな話題についていく/いかないという葛藤すら生じていなかった中学時代のツケを払わされている気がする。

・コンテンツに誠実にのめり込む事ができず、手当たり次第に唾をつけているという自覚が強まっており、結局はあまり知られてないコンテンツを愛でたり占有意識を持ちたいという気持ちが強いのではないか…という気がしてきた。

ツイッターへの抵抗は治ったが逆に自己顕示が過剰になっており本当の感情や思考を蔑ろにしている気持ちが強まっている。

岡野宏文/豊崎由美 "百年の誤読 海外文学編"を読んだ。

古典からベストセラーに至るここ100年間の代表的な海外文学をピックアップし好き放題に語る本。ガイドブック的役割に加え単純に文学を読むうえでの新しい視点を得られ面白かった。影響を受けやすいので評者の採点は意識して参考程度に留めておきたい。

ウラジーミル・ナボコフ "ルージン・ディフェンス/密偵"を読んだ。

"百年の誤読"を介して読む。装飾過多かつ入り組んでいるがスピード感があり読みやすい文章。ルージンがチェスに興味を持ちのめり込んでいく描写を小物や心情で表現する美しさや、棋譜を読む事について楽譜を読む事=音楽を感じる事と同質に表す描写等がかなり好みで別作品も読もうと思った。

カレル・チャペック "カレル・チャペック短編集" "ひとつのポケットからでた話"を読んだ。

同じく"百年の誤読"を介して読む。どちらもひねりやオチの効いた短編集で、前者は設定に先見の明を感じる"システム"、人生のやり切れなさを描きつつ最後の一文で落とす構成が見事な"切手コレクション"が好きだった。後者は殺人を扱うミステリ的な短編が多い印象。不条理ギャグ的なハチャメチャさで笑える"ワールドレコード"、虚無感の強い"オプラトカの最期"、特にミステリ色の強い"俳優ベンダの失踪"、倫理観を混乱させる"ある農家で起きた殺人"辺りが好きだった。

・GOING UNDERのサントラが配信されていた。

デザインから何まで本当に好みのゲームなのでフィジカルでも入手したかったがアートブック付は予約を締め切ってしまったようで悲しい。

Going Under (Switch)

 

ブランクが空いたせいで色々書き漏らしているのでまた書きます

2021.9.8

・9月に入ると同時に一気に涼しくなり、秋めいた澄んだ空気が嬉しいが体調を崩しそうで怖い。

・先月発熱した時にメンタルが破壊されたのでもう絶対外出しないぞと思っていたが結局慣れてきて小さい劇場に映画観に行きたいな〜となってきたのでまあそうだよな…と思った。

ツイッターへの心境が限界になり時間制限を設けたが結局慣れてしまい一回も止められた事がない。

・相変わらず自意識過剰や心理的なつまらない葛藤が酷い。仕事が落ち着いている分余計な事を考えがちになっている気がする。通勤電車で本を読んでいる時が(時間を潰すという明確な目的があるので)一番落ち着く。

・この歳になっても他人の顔色を伺いがちであり意見もコロコロ変えてしまうので厳しい気持ちになる。

・坂月さかな "坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル"を読んだ。

ツイッター検索でたまたま見かけたクリス・ウェアを引き合いに出したツイートと緻密な絵に惹かれて半ば衝動的に購入。イラストレーションは光の使い方や青系統が多いのに単調でない色遣いがめちゃくちゃ良かった。ストーリーは結構カジュアルな感触だった。

・髙村峰生 "接続された身体のメランコリー: 〈フェイク〉と〈喪失〉の21世紀英米文化"を読んだ。

コロナ禍以前のものも含む文学や音楽にまつわる評論集。しっくり来る感じのある論考だった。ラストに配置されたドン・デリーロの"ボディ・アーティスト"を論じる章の丁寧さや身体的な感覚を重要視する事についての記述が印象的だったが、スッと飲み込めすぎたのか後になって何かを思い出すのが難しいのでそのうち再読したい。

デニス・ジョンソン "ジーザス・サン"を読んだ。

再読。人生のスタンダードな道を外れてめちゃくちゃになっていく人達を描いた自分の好きなタイプの短編集だが、同系統のブコウスキーに比べると印象に残りにくい感じがあり、今回もそうだったので何でだろうと思っていたが訳者後書きにあるように美化等を全く含めずあくまでも普通の生活と地続きなものとして描いているからじゃないかという気がしてきた。"緊急"の緊急治療室で働く2人のアウトサイダーと"ベヴァリー・ホーム"の障害者施設にある円環状の廊下に輪廻を見出す描写が本当に良かった。

福永信 "星座と文学"を読んだ。

星座と文学

星座と文学

Amazon

エッセイや対談、美術展の感想等の雑多な文章を収めた本。ゲストとの筆談("背中に描いた文字を書き写して筆談する"ものも含む)をそのまま収めたセクションはあまりの妙な感覚ぶりに一体何を読んでるんだ…となった。全体を通して何となくとりとめのない感触が印象的。

名前しか知らず勝手に作家だと思ってたんですが良い意味で(耳馴染みのない言語だからなのか)どこか淡白さも感じるウェルメイドなポップスでかなり良かった

2021.8.31

・1日6時間睡眠だと金曜に疲労が限界まで蓄積してしまう。大した仕事もしていないのに…

・引越しを具体的に進めようとするが、物件を調べ始めたら始めたで千葉にいるうちに何かしておかなければ…みたいな後悔が再燃してしまう。しばらく遠出は無理そうだがとりあえず九十九里浜へ行っておきたい。

ウマ娘を再開した。ナイスネイチャの育成に成功したのでモチベーションが上がる。

・Battlefield4をプレイする。楽しいが酔う。

・自分は何かの作品やコンテンツに触れることを自分自身の人生の変革に結びつけすぎている気がするし、そのために何かが流行る事で周りが感激したり盛り上がったりする様を見ると自意識につらいものを感じてしまうのではないかという気がしてきた。作品やコンテンツに触れる事は良い意味で大した事ではないという意識を持ちたい。

岸田秀 "続 ものぐさ精神分析"を読んだ。

後書きにあるように前作で述べた"人間は本能が壊れた動物であり、その補填のために共同で幻想を保持する事が必要"という主題について題材を変えて繰り返し論じる本。何を読んでも定着せずにすぐ忘れる自分としてはありがたかった。辛辣にすら感じる三島由紀夫論、特に"彼の創作活動は、実在感のある自分を見出し、自己組織を築き、無感動な死んだ精神を生き返らせようとするあがきであった"の部分が強く印象に残った。

山田風太郎 "人間臨終図巻 上"を読んだ。

10代〜55歳で死んだ著名人の最期の記録。インターネットに日常的に浸かっているため普通に感じていたが冷静に考えるとあらゆる文献を引っ張ってくるストイックなデータ収集力に圧倒される。年齢層のためかえげつない亡くなり方が多いが、時折差し込まれる筆者の私見に納得したり笑ったりした。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス/アドルフォ・ビオイ=カサーレス "ボルヘス怪奇譚集" を読んだ。

タイトル通り諸国の奇妙な寓話や掌編を収めた本。ボルヘスはいつか読みたいと思いつつ初めて手を伸ばした。あまり面白〜とはならなかったがあらゆる世界や主題のエピソードが等しく並べられているのが妙な感覚だった。次は"伝奇集"を読みたい。

・tillie walden "are you listening?"を読んだ。

スマホで英単語を調べつつ面倒な箇所はフィーリング翻訳を駆使する事でようやく読み終えた。"スピン"以上に濃度が高く、その場の空気感さえ伝わりそうなむせ返るような情景描写に凄みを感じる。当てのないロードムービーから徐々に幻想が入り混じりダークな様相を呈していくストーリーには"スピン"ほどのめり込めなかった(心情吐露の繊細さに自分の翻訳能力が追いついていないからかもしれない)が、それを差し引いても漫画として他にない類の作品だと思う。

よく聴いている

2021.8.22

・ワクチンを打った。副反応にとにかくビビり倒していたが腕の痛み程度で終わりそうなので安心した。

フジロックの配信をぼちぼち観る。コロナ絡みで思う所はありつつも前にも増してアグレッシブになっていたサニーデイサービスとナンバーガールの新曲に笑顔になる。エレキングの特集本を読んでいたからだと思うけど恥ずかしい話ceroのライブにはフィッシュマンズを重ねてしまっていた。3日目の電気グルーヴはライブ自体も本当に良かったし演ると思っていなかった"レアクティオーン"ではいろいろ感じるものがあった。

・アポストロス・ドクシアディス/クリストス・パパディミトリウ "ロジ・コミックス"を読んだ。

バートランド・ラッセルと彼を取り巻く人物達を通し論理学をテーマにしたコミック執筆に奔走する筆者らとラッセル本人が行う自身の半生を振り返る講演を交差させながらその歴史を紐解こうとする構成のグラフィックノベル。論理学を巡る専門的な部分は理解が難しいところもありつつ、大筋はかなり分かりやすく描かれており好奇心を刺激された。ウィトゲンシュタインら同時代の哲学者たちのキャラデザも程良くキュートで良い。論理学は大学の頃に受講してたがほぼ授業に出ず単位を落としたのでもっとちゃんと勉強しておけば…と後悔したが、こういう後悔が逆にモチベーションになり続けて今に繋がっている部分もあるんだろうと思った(それはそれで虚しい生き方だとは思うが…)

 

ブレイディみかこ "僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー"を読んだ。

氏の息子の学校生活を主軸にイギリスの人種差別や労働問題等の社会的事象をあくまでも実生活に根ざしユーモアと慈愛を持って描くエッセイ。イギリスに根深く残る諸問題に辟易しつつ、スポンジのようにあらゆる価値観を吸収していく氏の息子の描写には子供離れした冷静さと時おり道徳の主人公かと思ってしまうくらいの正しさと感じてしまうが、あらゆる視点を垣間見る経験のできる書籍という感じで良かった。

 

・"好きにならずにいられない"を観た。

悪名高い日本版の宣伝広告しか知らなかったが書き込まれた内容はほぼ事実であり、40過ぎで実家住み、趣味は模型と玩具の童貞中年が親に行かされたダンス教室で出会った女性を巡るラブストーリー。この主題ならはちゃめちゃなコメディでも、または同じく悪名高い邦題の"ナポレオン・ダイナマイト"みたいなポップな作品にもなり得そうな気がするが、実際は全編を貫く燻んだ空気感と主人公の所在なさげな表情が印象に残る静かで暗い作品。ラストは賛否分かれてるが自分は肯定的に感じた。外に出て新しいものを掴んでいく過程には否応なく自分を重ねてしまう。ガラスを割って家に侵入するくだりで、関係性が恋愛に至るには何かしらの能動的なブレークスルーが必要なんだな…と思った。また、現代の社会基準に照らし合わせると明らかにアウトな主人公について、それならばセーフである事の意味って一体何なのだろう、セーフであれば幸せと見做して良いのか、それに価値はあるのか…みたいな事をまあまあ考えてしまった。