三十代の潜水生活

適当に書きます

2021.8.31

・1日6時間睡眠だと金曜に疲労が限界まで蓄積してしまう。大した仕事もしていないのに…

・引越しを具体的に進めようとするが、物件を調べ始めたら始めたで千葉にいるうちに何かしておかなければ…みたいな後悔が再燃してしまう。しばらく遠出は無理そうだがとりあえず九十九里浜へ行っておきたい。

ウマ娘を再開した。ナイスネイチャの育成に成功したのでモチベーションが上がる。

・Battlefield4をプレイする。楽しいが酔う。

・自分は何かの作品やコンテンツに触れることを自分自身の人生の変革に結びつけすぎている気がするし、そのために何かが流行る事で周りが感激したり盛り上がったりする様を見ると自意識につらいものを感じてしまうのではないかという気がしてきた。作品やコンテンツに触れる事は良い意味で大した事ではないという意識を持ちたい。

岸田秀 "続 ものぐさ精神分析"を読んだ。

後書きにあるように前作で述べた"人間は本能が壊れた動物であり、その補填のために共同で幻想を保持する事が必要"という主題について題材を変えて繰り返し論じる本。何を読んでも定着せずにすぐ忘れる自分としてはありがたかった。辛辣にすら感じる三島由紀夫論、特に"彼の創作活動は、実在感のある自分を見出し、自己組織を築き、無感動な死んだ精神を生き返らせようとするあがきであった"の部分が強く印象に残った。

山田風太郎 "人間臨終図巻 上"を読んだ。

10代〜55歳で死んだ著名人の最期の記録。インターネットに日常的に浸かっているため普通に感じていたが冷静に考えるとあらゆる文献を引っ張ってくるストイックなデータ収集力に圧倒される。年齢層のためかえげつない亡くなり方が多いが、時折差し込まれる筆者の私見に納得したり笑ったりした。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス/アドルフォ・ビオイ=カサーレス "ボルヘス怪奇譚集" を読んだ。

タイトル通り諸国の奇妙な寓話や掌編を収めた本。ボルヘスはいつか読みたいと思いつつ初めて手を伸ばした。あまり面白〜とはならなかったがあらゆる世界や主題のエピソードが等しく並べられているのが妙な感覚だった。次は"伝奇集"を読みたい。

・tillie walden "are you listening?"を読んだ。

スマホで英単語を調べつつ面倒な箇所はフィーリング翻訳を駆使する事でようやく読み終えた。"スピン"以上に濃度が高く、その場の空気感さえ伝わりそうなむせ返るような情景描写に凄みを感じる。当てのないロードムービーから徐々に幻想が入り混じりダークな様相を呈していくストーリーには"スピン"ほどのめり込めなかった(心情吐露の繊細さに自分の翻訳能力が追いついていないからかもしれない)が、それを差し引いても漫画として他にない類の作品だと思う。

よく聴いている